パーソナリティ診断ツール「Facet5」とは?|人材育成に効果的な活用法を解説
こんにちは。コミュニケーションデザイナーの東ヤスオです。
皆さんは、職場で「あの人とは考え方が合わない」「なぜそういう行動をするんだろう?」と感じた経験はありませんか?実は、このような悩みの解決に役立つのが「パーソナリティ診断」です。
仕事で良い結果を出すためには、まず適切な行動をとる必要があります。そして、その行動の源となるのが、私たち一人ひとりが持つパーソナリティ(性格特性)です。だからこそ、個人や組織の成果を高めるためには、自分自身のパーソナリティを理解し、同時に一緒に働く相手のパーソナリティを理解することが極めて重要です。
今回の記事では、世界30カ国以上で導入されている「Facet5(ファセット・ファイブ)」を例に、パーソナリティ診断が企業の人材育成や組織開発にどのように活用されているのか、その効果と具体的な活用事例について深掘りしていきます。
なぜ企業はパーソナリティ診断を活用するのか
企業がパーソナリティ診断を実施する意義は、大きく3つあります。
1. 自己理解と他者理解の促進
パーソナリティ診断を通して、自分自身の行動傾向や考え方のクセを客観的に理解できます。「なぜ自分はこういう行動をとるのか」「どうして特定の場面でストレスを感じやすいのか」といった気づきが得られます。
また、チームメンバーの特性を理解することで、より効果的なコミュニケーションが可能になります。例えば、細かい指示を好む人もいれば大枠だけ示されることを好む人もいます。相手の特性を理解することで、互いの強みを活かしたチームワークを築くことができます。
2.適材適所の人材配置
個人の持つ特性を把握することで、その人の強みを最大限に活かせる配置や役割の選定が可能になります。例えば、緻密な作業が得意な人を管理業務に、人との関わりが得意な人を営業職に配置するなど、より効果的な人材活用につながります。これは、個人の働きがいと組織のパフォーマンス向上の両方に貢献します。
3.チーム力の向上
パーソナリティ診断の結果は、チームビルディングに大きく貢献します。チーム内の多様な特性を把握することで「この人はアイデアを出すのが得意」「この人は計画立案が得意」といった強みを活かしたチーム運営が可能になります。
また、メンバー同士が互いの特性を理解することで、コミュニケーションの質が向上し、チームの生産性や創造性が高まります。例えば、プロジェクトの立ち上げ時にメンバーの特性を考慮して役割分担を決めることで、より効果的なチーム運営が実現できます。
このように、パーソナリティ診断は「人」と「組織」の両方を理解し、より良い職場づくりを実現するための重要なツールとなります。個人の特性を活かした人材配置から、チーム全体のパフォーマンス向上まで、様々な場面で活用できることが特徴です。
以降では、Facet5の特徴と具体的な活用方法について、詳しく解説していきます。
Facet5の基本概要と特徴
Facet5(ファセット・ファイブ)とは
Facet5は、英国で開発されたパーソナリティ診断ツールです。人のパーソナリティを5つの要素から多角的に分析し、その結果を実践的な人材育成や組織開発に活用することができます。
最大の特徴は、性格診断の世界的な基準となっている「ビッグ・ファイブ理論」に基づいていることです。この理論は、数十年にわたる研究から導き出された科学的根拠のある性格特性理論で、Facet5はこの理論を実務的な場面で活用できるよう設計されています。
診断はウェブ上で行われ106問の質問に答えていただきます(所要時間15〜20分程度)。質問に対して直感的に回答していくことで、回答後は約20ページにわたるレポートが出力され、自分の強み・特性が相対的にスコア化(1〜10点)されます。スコア算出に用いる集団は10,080件の日本の社会人データで、それと比較して自分がどんな強みや特性があるのかがわかります。
5つの要素で見るパーソナリティ
Facet5では、人のパーソナリティを以下の5つの要素から分析します。それぞれの要素は、仕事や人間関係に大きな影響を与える重要な特性です。
意志(Will)
自らの信念や考えに対するこだわりの強さを表します。高スコアの人は、自分の意見をはっきりと主張し、リーダーシップを発揮する傾向があります。一方、低スコアの人は、柔軟に周囲に合わせることができ、協調性を発揮しやすい特徴があります。
エネルギー(Energy)
他者との関係性を求める度合いを示します。高スコアの人は、積極的に人と関わり、新しい環境や変化を好む傾向があります。低スコアの人は、じっくりと物事を進め、深い関係性を大切にする特徴があります。
配慮(Affection)
人に対する見方や援助姿勢の程度を表します。高スコアの人は、他者への思いやりが強く、サポート役として力を発揮します。低スコアの人は、客観的な判断を下しやすく効率性を重視する傾向があります。
自律性(Control)
自己規律や責任感の強さを示します。高スコアの人は、計画的に物事を進め、細部まで気を配る傾向があります。低スコアの人は、柔軟に状況に対応し、臨機応変な対応が得意です。
情動性(Emotionality)
緊張やストレスの受け取り方を表します。高スコアの人は、状況の変化に敏感で、慎重な判断を下す傾向があります。低スコアの人は、物事に動じにくく、楽観的に物事を捉えやすい特徴があります。
レポートには上記の5つの主要素による分析以外にも、特定の行動パターンに分類された「ファミリー像」や個人の強みを明らかにした「サーチライト」、個人の取扱説明書となりうる「リーディング・エッジ」、仕事に対する個人の志向性や業務スタイルの好みなどを分析した「ワークプリファレンス」など、人材活用に役立つ様々な情報が記載されます。
診断結果の活用シーン
Facet5の診断結果は、企業の様々な場面で活用できます。以下、代表的な活用シーンについて説明します。
採用・配属での活用
応募者の特性を客観的に把握することで、より適切な採用・配属の判断が可能になります。例えば、営業職であれば「エネルギー」が高く、新しい関係構築が得意な人材が向いているかもしれません。また、プロジェクトマネージャーには「自律性」が高く、計画的に物事を進められる人材が適している可能性があります。
チームビルディング
チーム内の多様な特性を把握し、それぞれの強みを活かしたチーム運営が可能になります。
例えば:
- プロジェクトの立ち上げ時のメンバー選定
- チーム内の役割分担の最適化
- メンバー同士の相互理解促進
などに活用できます。
リーダーシップ開発
管理職やリーダー候補の特性を把握し、個人に合わせた育成プランを立てることができます。個人の強みを明らかにした「サーチライト」の結果を活用することで、リーダーとしての強みや課題がより明確になります。
キャリア開発支援
個人の特性と「ワークプリファレンス」を組み合わせて分析することで、その人に合ったキャリアパスを提案できます。また現在の役割とのギャップを把握し、効果的な育成計画を立てることも可能です。
Facet5導入のメリット
組織にFacet5を導入することで、以下のようなメリットが期待できます。
科学的根拠に基づく客観的評価
ビッグ・ファイブ理論を基にした診断により、信頼性の高い評価が可能です。また106問という質問数により、精度の高い分析結果が得られます。
総合的な分析と活用
5つの要素による基本分析に加え、「ファミリー像」や「サーチライト」、「ワークプリファレンス」など多角的な分析が可能です。これにより採用から育成まで、一貫した指標での人材マネジメントを実現できます。
分かりやすいフィードバック
視覚的に分かりやすいレポートにより、診断結果を受けた個人が自己理解を深めやすく、具体的な行動改善につなげやすいのが特徴です。また、他者理解のツールとしても効果的に機能します。
これらのメリットにより、Facet5は人材マネジメントの質を高め組織全体のパフォーマンス向上に貢献します。
お客様の声
一人ひとりの強みを活かしたチーム運営を実現
課題:主観的な判断に頼らざるを得なかったチームマネジメント
これまで仕事のプロジェクト運営で数名〜20人程度のチームの運営を何度もおこなってきました。
そんな中「人それぞれの特性、資質は違う」という前提は持っているものの、自分の主観で人それぞれの特性、資質を判断するしかありませんでした。また、自分のことを客観視することは簡単ではないため、自分への理解を深めることは難易度が高いと思っていました。
解決:科学的根拠に基づく客観的な特性把握
Facet5は、心理学界でもよく使われ、信頼性が高いビッグ5に基づいて作られていることから、安心感があるだろうと思い、自分と周囲のメンバーで診断してもらいました。結果として、それぞれのメンバーの資質の違いが明確に見える化されました。特筆すべきは、私の情動性が極端に低いところです。一方でメンバーに情動性が高い人がいることもわかりました。
効果:チームの強みを活かした組織運営の実現
リスク管理が甘くなりがちなところから、自分の情動性は低いと考えていましたが、今まで以上にリスクについては、メンバーの声に耳を傾けようと再確認しました。そして、実際に丁寧なリスク管理をしながらプロジェクトを進められるようになりました。集まっているメンバーのよさを殺さずに、活かして組織運営をしたいという方にFacet5は非常に強くおすすめできます。
(マーケティング&心理学の会社を2社経営/40代男性)
自己理解を深め、チーム貢献の方向性を明確化
きっかけ:客観的な自己分析への期待
Facet5の診断を受けたきっかけは、自分の強みを客観的に把握し、どのような形でチームに貢献すればよいのかを明確にしたいと思ったからです。これまで感覚的に理解していた自分の特性を、具体的なデータとして確認できる機会は非常に貴重でした。
発見:予想外の診断結果から得た新しい気づき
診断結果で特に驚いたのは、配慮が低いスコアとエネルギーが高いスコアでした。配慮については多少自覚があったものの、日本人全体の平均と比較して具体的な位置付けを知ると、改めて自分の行動を見直す必要性を感じました。一方で、エネルギーが高いという結果には意外性を感じました。他人を巻き込むことに特化しているとは思っていなかったため、この診断によって新しい視点を得ることができました。
気づき:具体的な行動改善のヒント
具体的には、他人の同意を得ながら進めることが重要な一方で、時に過剰に意見を求めすぎていた可能性に気付きました。また、配慮の低さについては、自分の行動が周囲に気を使わせる原因となっているかもしれない点を反省し、改善を心掛けたいと思います。自覚している点でも数値で示されると納得感が増し、自分の得意分野と潜在的なリスクをより明確に理解することができました。例えば、自分がチームにスピード感をもたらせる一方で、人間関係で摩擦を生む可能性がある点に気付きました。
今後の展望:チーム全体のバランスを意識した行動へ
今後は、自分の苦手な部分については得意な人に任せ、チーム全体のバランスを取る工夫をしていきたいと思います。また、スピード感を持ってプロジェクトを進行させるという自分の強みを最大限に発揮し、チームを円滑にリードしていきたいと考えています。
まとめ:成長のきっかけとなる有意義な診断
Facet5の診断は、数値と解説を通じて自分をより深く知るきっかけとなり、今後のチーム運営やプロジェクト進行において非常に役立つものだと実感しました。自分の行動や特性を見直し、改善しながら成長する一助として多くの方におすすめしたい診断です。
(YouTube運営会社 ディレクター/40代女性)
Facet5活用のポイント
個人の強みを活かす視点を大切に
パーソナリティ診断の結果は、個人の「特徴」を示すものであり、良し悪しを判断するものではありません。それぞれの特性を強みとして活かし、個人とチームの成長につなげることが重要です。
継続的な活用を意識する
1回の診断で終わりではなく、診断結果を元にした定期的なフィードバックやチームづくりの場面など、様々な機会で活用することでより深い理解と効果的な人材育成が可能になります。
組織の目標と連動させる
単なるパーソナリティ診断として終わらせるのではなく、組織の目標達成やチームの課題解決にどのように活かせるか、具体的な活用シーンを想定することが大切です。
このように、Facet5は単なるパーソナリティ診断ツールではありません。個人の特性を理解し、その強みを活かしながら、チームや組織全体のパフォーマンス向上につなげていくための実践的なツールです。「なぜその人がそのような行動をとるのか」「どうすれば個人の持ち味を最大限に発揮できるのか」といった課題に対して、科学的な根拠に基づいた示唆を提供します。
まとめ
Facet5は科学的根拠に基づいた信頼性の高いパーソナリティ診断ツールとして、多くの企業で活用されています。5つの要素による基本分析に加え、「ファミリー像」や「サーチライト」など、多角的な分析機能を備えており、採用から育成まで幅広い場面で活用できます。
個人の特性を深く理解し、それを組織の成長に活かしていくためのツールとして、Facet5は今後もますます重要な役割を果たしていくでしょう。適切な活用により、個人の成長と組織の発展の両方を実現することが期待できます。
さいごに
今なら1社につき2名様まで、「Facet5」パーソナリティ診断を無料にてご提供しております。まずは経営層や人事部門のキーパーソンの方に体験いただき、貴社での活用可能性についてご検討ください。
お申し込み方法
1.こちらのお問い合わせフォームより、必要事項をご記入の上お問い合わせください。
※お問い合わせ区分は【「Facet5」パーソナリティ診断】を選択してください。
2.こちらより後日ご連絡をいたします。(通常1〜2営業日以内)
3.診断を希望される方のお名前(フルネーム)とメールアドレスをご返信ください。
4.いただいたメール宛にFacet5診断のURLをお送りします。
5.Web回答方式で106問(20分程度)にご回答ください。
※回答期限は返信メール受信後、10日間程度でお願いいたします。
6.診断結果について、後日オンラインにてフィードバックいたします。
※別途日程調整をさせていただきます。
その他、ご不明点やご質問がございましたらお気軽にお問い合わせフォームよりご連絡ください。
組織の成果を最大化するためには、まず一人ひとりのパーソナリティを理解することから始める必要があります。その第一歩として、ぜひFacet5をご活用ください!