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コーチングに出会い、自分の行動が加速。組織の活性化にも繋がり、やりたいことができていると実感|市川麻美さん

上司として、マネージャーとして、リーダーとして、部下の話を聞くのは必須のスキルです。しかし話を聞くことの難しさを実感している方は多いのではないでしょうか。部下の本音がわからない、部下の言いたいことが理解できない、部下がコミュニケーションを取りたがらないなど、組織を活性化させる上で避けては通れない人間関係の課題があります。

ベンチャー企業に勤める市川さんも、部下の話を聞くことができていなかったと痛感したリーダーの一人です。

働く人たちが楽しく前向きに仕事をするにはどうしたらいいのか? 組織を活性化するにはどうしたらいいのか? このような問題意識を持ちチームビルディングに取り組んでいましたが、コーチングの研修で話の聞き方を学んだ時に、それまでいかに部下の話を聞けていなかったのかに気づいたそうです。

それをきっかけにコーチングに興味を持ち、ご自身もコーチングのスキルを学びながら、どのように自分や組織の成長に貢献していったのでしょうか。その秘密に迫ります。

コーチングとの出会い、話を聞くことの本当の意味に気づいた

私が初めてコーチングと出会ったのは 2018 年に会社が主催したコーチング研修でのことでした。その時の体験が衝撃的で、自分でもコーチングのスキルを身につけようと思ったんです。

私の勤める会社は社員 200 人弱で、私は通販事業のマネジメントに関わっています。職場の 9 割は女性で、多くの人が結婚、出産、子育てとキャリア構築との間で葛藤を抱えています。働く人たちには楽しく前向きに仕事をしてもらいたいと思っているので、部下のことには常に気をかけていました。

一人ひとりと話をすることの重要性は分かっているつもりでしたので、月に一度は一対一で話す時間をとったり、何かおかしいなと思ったらランチや飲みに誘ったりしていました。でも何も変わらないなと感じていたんです。

しかし、実際は話を聞くつもりになっていただけで、全く話を聞けていませんでした。コーチングの研修で話を聞くことの本質を知り、自分がこれまでやってきたことの何が間違っていたのかに気づくことができました。つまり、私は自分が聞きたいことを質問していただけでだったんです。相手の中にある想いや考えを尋ねるような聞き方ができていなかったんです。例えば、部下から「楽しく仕事をしたい」と言われてその理由を尋ねても、本人も分かっていないので答えが聞き出せないんです。本人はうまく言葉にできないし、私も言葉にしてあげられるような聞き方ができていなかったので当然でした。

コーチングを学び会社で実践すると変化が見えたが・・・

私はコーチングを本格的に学ぶことにし、大手のコーチングスクールへ通うことにしました。プロコーチからコーチングを学び会社で実践。それをコーチに報告しフィードバックをもらい、また会社で試してみる。これを繰り返しながら、組織の活性化を目指していきました。

コーチングスクールで学んだことはマネジメントに非常に役立ち、部下の話もよく聞けるようになりました。私はこのコーチングのスキルをもっと深めたいという思いが強くなっていき、自分自身が様々なコーチングを体験してみる必要性を感じていました。そこで頭に浮かんだのが東さんでした。

東さんのことはネット上で存じており、Twitter で発信されている組織の話や働く人たちとの関係構築の話などに共感していました。そして 2020 年の春頃に思い切って体験セッションへ申し込み、コーチングを受けながらスキルも学んでいくことにしました。

セッションを受けると行動が加速する

東さんとの最初のセッションから大きな変化がありました。私はコーチングを学んでいくにつれ、自分の強みを活かしたコーチになりたいという想いを強くしていたんですが、そのことを東さんに相談すると突然有料でコーチングすることを提案されたんです。驚きましたが、具体的に行動できるように思い込みを取り除いてくれて、私にもできるという臨場感を高めてもらいました。そして実際に初めて有料でコーチングを行うことができました。

何か行動できない時は思い込みや歪んだ価値観が自分にストップをかけていることが多いんだと気づき、何か前に進めない時も自分でそれに気づくことで行動を加速していくことができるんだと分かりました。

また業務が忙しく疲労が溜まって自分のやりたいことができていない時期があったんですが、東さんからはやらないことを決めるようにとアドバイスをいただきました。私はそれまで断るのが苦手だったんですが、それも自分の思い込みや思考の癖に原因があると気づいてからは、自分のやるべきことを整理できるようになりました。おかげで取りたかった資格の勉強を進めることができ、無事資格を取得することができました。

社内のマネジメントに活かせるメソッドやスキルも身に付く

東さんから学んだことは、自分自身だけではなくチームマネジメントにも活用しています。

同じチームに二人のリーダーがいるのですが、それぞれが違う方向を見ていたためチームの雰囲気が良くありませんでした。なんとかチームをまとめたいと思っていたところ、東さんから教えていただいた TOC のメソッドを使い、二人のリーダーにそれぞれチームの本質的な課題がどこなのかを考えてもらいました。すると二人の意見が一致する課題が見えてきたため、それからリーダーを交えた話し合いがスムーズに進むようになったんです。

また、なかなか前に進めない部下や周りの目を気にして意見を言えない部下がいるときは、思い込みや認知の歪みを指摘することもあります。

何か課題を発見すると東さんに伴走してもらいながら、まずは自分で落とし込んでみる。それをチームで実践して報告する。このような関わり方をしてくださった結果、自分の行動量もチームの行動量も大きく加速しました。またコミュニケーションの質が高まり、まとまりが出てきたように思います。

やめることを決めれば強みに集中できた

東さんは凪のような方で、優しい雰囲気で話を一つひとつ丁寧に拾ってくれます。決してリアクションが大きいわけでも頷きが多いわけでもテンションが高いわけでもありませんが、全体的にゆったりとした感じのセッションを通してたくさんの気づきを与えてくださいます。

1 回のセッションが終わるとメモがびっしりになっていて、自分のやるべきことがクリアになっていきます。厳しく接してくるわけではないのに行動が加速される感じは不思議としか言いようがありません。

特に印象的な質問は「じゃあ何をやめましょうか」というもので、自分の中にはない選択肢が生まれる瞬間です。強みを集中させるべきポイントがはっきりしてくるので、今までにないくらい行動が加速していくのを実感しています。

自分のやりたいことができている

最近は社内でも私が中心となってコーチング研修を実施しています。最初は 10 〜 15 人ほどを社内で募集して始めたのですが、そのうちスタッフの誰々さんのコーチングをしてほしいという依頼が来るようになりました。それで社内でもコーチングのニーズがあることがわかり、本格的に動き出すことになりました。

現在は組織開発のプロジェクトを立ち上げ、会社のチームビルディングを進めています。元々任されていた事業でも成果を出しつつ、組織開発の方でも成果を出していけるように今は頑張っています。

東さんのコーチングによって、自分がやりたいことをできている感覚が高まってきました。今はコーチングの資格を取ることも目指しています。社外でももっとコーチとして活躍していきたいと思っています。