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自分の強みがわからない本当の理由|探すより気づくための考え方

自分の強みがわからない本当の理由|探すより気づくための考え方

こんにちは。コミュニケーションデザイナーの東ヤスオです。

「自分の強みは何ですか?」と聞かれて、言葉に詰まった経験はありませんか。転職活動や面接の場面だけでなく、管理職として、あるいはキャリアの節目に立ったときに、「自分の強みがわからない」という悩みを抱える方は少なくありません。この記事では、強みがわからなくなる理由と、それに気づいていくための考え方についてお伝えします。

なぜ自分の強みがわからないのか

強みがわからない原因は、能力が足りないからではありません。むしろ多くの場合、強みを持っているからこそ、それに気づけないという状態が起きています。自分にとって自然にできてしまうことは、「誰にでもできること」だと感じやすく、価値として認識しにくいのです。また、日々の業務に追われて振り返る時間がないこと、周囲の優秀な人と比べて自分を小さく見てしまうこと、そして「強みとは特別な実績や成果のことだ」という思い込みも、気づきを遠ざけています。

実際にあった、管理職の方からのご相談

以前、ある管理職の方から「自分には強みと呼べるものがない。何を武器にして仕事をしていけばいいのか分からない」というご相談をいただきました。実績も経験も十分にある方でしたが、本人は「周りの人ができることを、自分も普通にやっているだけ」と感じていました。

対話の中で、その方が部下から相談を受けると、いつも相手が話しやすい空気を自然に作っていることに気づきました。ご本人にとっては「当たり前のこと」でしたが、周囲から見れば、誰もが同じようにできることではありません。強みは新しく手に入れるものではなく、すでに使っているのに気づいていないものだと分かった瞬間、その方の表情が変わったのを覚えています。

自己診断:強みに気づけなくなっているサイン

  • 人から褒められても、「大したことではない」と受け流してしまう
  • 自分にできることは、他の人にもできると思っている
  • 強みと言えば、数字で示せる実績のことだと考えている
  • 周囲の優秀な人と比べて、自分には何もないと感じることが多い

強みに気づくための3つのポイント

1.「できて当たり前」と思っていることを疑う
自然にできてしまうこと、苦労せず続けられること、人から頼まれやすいことの中に、強みは隠れています。特別なことではなく、日常の中の当たり前に目を向けてみてください。

2.他人の言葉を、そのまま受け取ってみる
自分では気づけない強みは、周囲の人が先に見ていることがよくあります。褒め言葉を謙遜で返さず、「なぜそう思ったのか」を聞いてみると、思いがけない発見があります。自分の市場価値を客観的に知るために、外に目を向けてみることも一つの方法です。
▶ご参考:佐々木浩史さんのインタビュー

3.会社名や役職を外して考える
今の肩書きや評価を一度脇に置いたとき、自分には何が残るのか。そう問い直すことで、組織の中では見えなくなっていた自分自身の力に気づくことがあります。
▶ご参考:会社の看板を下ろしたとき、あなたには何が残りますか?

今日からできる、強みの手がかりの探し方

いきなり「強みは何か」と考えると、手が止まってしまいます。そこで、まずは問いを小さくしてみてください。たとえば、「人から頼まれやすいことは何か」「時間を忘れて取り組めることは何か」「他の人が苦労しているのに、自分は苦にならなかったことは何か」といった問いです。答えを一つに絞る必要はなく、思いつくものをメモに書き出していくだけで十分です。

書き出したものを数日置いてから見返すと、同じような言葉や場面が繰り返し出てくることに気づくことがあります。その繰り返しこそが、あなた自身の強みのヒントになります。

強みと弱みは、同じものの裏表

もう一つ知っておきたいのは、強みと弱みは切り離せないものだということです。慎重さは、見方を変えれば決断の遅さになり、行動力は、見方を変えれば周囲を置き去りにする強引さになります。つまり、自分の弱みだと感じている部分の中に、実は強みが隠れていることも少なくありません。弱みを直そうとする前に、そこにどんな力が潜んでいるのかを問い直してみると、自己理解が一段深まります。

「強み探し」が空回りしてしまう落とし穴

強みを見つけようとするあまり、診断テストの結果や一覧表にある言葉に自分を当てはめようとしてしまう方がいます。しかし、ラベルを見つけることと、自分の強みに納得できることは別のものです。言葉が見つかっても、自分の実感が伴っていなければ、行動にはつながりません。大切なのは、正解の言葉を探すことではなく、自分自身が「確かにそうだ」と腹落ちできる感覚を持つことです。

一人で探すより、対話で気づく

強みは、自分一人で考えているだけでは、どうしても主観の中で堂々巡りになりがちです。キャリアコーチングや、1on1コーチングのように、第三者との対話を通じて自分の考えを言葉にしていくと、自分では当たり前すぎて意識していなかった強みや、無意識の思い込みが浮かび上がってきます。答えを教えてもらうのではなく、自分の中にあるものに気づいていくプロセスだからこそ、その気づきは行動につながっていきます。

よくある質問

Q. 強みと長所は、何が違うのですか?
長所は性格や人柄に近い特徴を指すことが多く、強みは、仕事や行動の中で成果や貢献につながる力を指します。両方を切り分けすぎず、まずは自分の中にあるものを広く拾ってみることをおすすめします。

Q. 診断テストを受けたら、強みが分かりますか?
診断は自己理解のきっかけとして役立ちますが、結果をそのまま強みだと決めつける必要はありません。結果を見て、自分の実感と照らし合わせることが大切です。

Q. 強みが見つからないまま、転職活動を進めても大丈夫ですか?
まずは、これまでの経験を振り返り、自分がどんな場面で力を発揮してきたかを整理することをおすすめします。一人で難しい場合は、第三者との対話を活用するのも有効です。

Q. 管理職になってから、自分の強みが分からなくなりました。
役割が変わると、これまでの強みが通用しなくなったように感じることがあります。しかし多くの場合、強みそのものが消えたのではなく、新しい役割の中での使い方が変わっただけです。

Q. 強みを見つけたら、次は何をすればいいですか?
見つけた強みを、日々の仕事の中で意識的に使ってみることをおすすめします。小さな場面で試し、手応えを確かめていく中で、自分の中での実感が少しずつ確かなものになっていきます。

Q. 家族や友人に聞いても、参考になりますか?
大いに参考になります。ただし、聞く相手や場面によって答えが偏ることもあるため、複数の人の言葉から、共通して出てくるものに注目してみてください。

Q. コーチングを受ければ、強みは必ず見つかりますか?
必ず見つかるとお約束はできませんが、対話を通じて自分の考えを整理することで、多くの方が新しい気づきを得ています。まずは体験セッションで、進め方を確認してみてください。

さいごに

自分の強みがわからないと感じるのは、決して力がないからではありません。むしろ、あまりに自然に使っているために、見えなくなっているだけかもしれません。特別な何かを探しに行くのではなく、すでに手の中にあるものに気づくこと。それが、自分らしく次の一歩を踏み出すための土台になります。

ご興味を持たれた方は、お問い合わせフォームからご相談ください。

ではまた!