レゴ®シリアスプレイ®メソッドの認定ファシリテーターになるには?資格取得の費用・期間を解説
こんにちは。コミュニケーションデザイナーの東ヤスオです。
「レゴ®シリアスプレイ®メソッドの認定ファシリテーターになるには、どうすればいいのか」というご質問をいただくことがあります。この記事では、認定を取得するための費用・期間・トレーニング内容について、公式情報をもとに解説します。
なお、この記事は「自分自身が認定ファシリテーターになりたい方」向けの内容です。「レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した研修を、誰かに依頼したい」という企業様は、ファシリテーターの選び方の記事をご覧いただくことをおすすめします。
認定ファシリテーターとは、正式には何を指すのか
レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した研修を提供できる資格の正式名称は、「LEGO® SERIOUS PLAY®メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ」といいます。日本国内では、株式会社ロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツが主催するファシリテータ養成トレーニングを修了することで取得できます。
国際的な認定基準は、デンマークを拠点とするAssociation of Master Trainers(マスタートレーナー協会)が定めており、このトレーニングを修了すると、追加の試験を受けることなく認定ファシリテーターとして認められます。理事には、レゴ®シリアスプレイ®メソッドの開発者であるロバート・ラスムセン氏本人も名を連ねています。
取得にかかる費用の目安
2026年9月時点でのファシリテータ養成トレーニングの受講料は、正規料金で437,250円(税込)です。指定された期日までに申し込むと適用される早期割引料金では、396,000円(税込)になります。
受講料は改定されることがあり、実際に2026年7月にも料金改定が行われています。申し込みを検討される際は、必ず主催者であるロバート・ラスムセン・アンド・アソシエイツの公式サイトで、最新の料金と開催情報をご確認ください。
トレーニングの期間とスケジュール
トレーニングは4日間の集中コース形式で行われます。基本的な実施時間は8時30分から18時までですが、設計演習を行う3日目のみ、終了時間が20時から22時ごろまで延びます。また3日目と4日目は、グループワークの都合で開始時間が8時15分となります。
開催地は東京都内(最寄駅はJR浜松町)が中心で、定員は16名程度と少人数制です。もっとも重要な条件として、4日間の全日程に中断なく参加することが、受講修了認定の必須条件となっています。一部だけの参加では認定を受けられないため、スケジュールの確保が事前準備の第一歩になります。
参加に必要な条件・事前経験
このトレーニングは、レゴ®シリアスプレイ®メソッドの実施経験がない方でも参加できます。基礎から応用まで学べるカリキュラムが組まれているため、未経験からのスタートで問題ありません。
実際の受講者層としては、企業研修の担当者、組織開発やコーチングを専門とするコンサルタント、教育関係者などが多いとされています。共通しているのは、「対話を通じて人や組織の力を引き出す仕事をしている、あるいはこれから目指したい」という関心の方向性です。
4日間で学ぶ内容
トレーニングは、およそ次のような流れで進みます。
1日目は、レゴ®シリアスプレイ®メソッドの基本原理と、「問いを立てる→組み立てる→語る→振り返る」というコアプロセス、そして作品を構築するための基礎スキルを学びます。
2日目は、参加者自身のアイデンティティを探求するアプリケーションを体験しながら、複数人で一つのモデルを共有して構築する手法を習得します。
3日目は、より複雑なシステムを可視化する手法や、組織の行動指針を明確にする手法を学び、自分自身でカスタムアプリケーション(お題や進行の設計)を組み立てる演習を行います。この日は演習の関係で終了時間が遅くなります。
4日目は、自分が設計したプログラムを発表し、チーム向けの実践的なセッションを行ったうえで、4日間の総まとめを行います。
修了後にできるようになること
トレーニングを修了すると、レゴ®シリアスプレイ®メソッドの専門的な知識と実践スキルに加えて、自分自身でワークショップをゼロから設計する力が身につきます。単にレゴ®ブロックを使った進行ができるようになるだけでなく、参加者から深い対話を引き出すためのファシリテーション技術や、複雑な問題を整理して解決に導くアプローチも習得できます。
また、認定ファシリテーターとして、国内外のコミュニティにアクセスできるようになる点も、修了後のメリットの一つです。同じ認定を持つファシリテーター同士で情報交換をしたり、事例を学び合ったりする機会が得られます。
資格取得は、あくまでスタート地点
ここまで費用や期間について解説してきましたが、一つお伝えしておきたいことがあります。この認定資格は、あくまで「レゴ®シリアスプレイ®メソッドと専用教材を正しく使うための基礎」を学んだ、という入口の証明にすぎません。
資格を取得したからといって、その日から質の高い研修を提供できるとは限りません。実際にどれだけの効果を生み出せるかは、そのファシリテーターがどんな専門性(組織開発、チームビルディング、コーチングなど)を土台に持ち、どれだけ実践を積み重ねるかによって大きく変わってきます。この点については、ファシリテーターの選び方の記事でも詳しく触れています。
申し込み前に確認しておきたいこと
- 直近の開催日程と、4日間すべてに参加できるかどうか
- 受講料の最新金額と、早期割引の適用期限
- キャンセルポリシーや、日程変更が生じた場合の対応
- 修了後、実際にワークショップを実施する機会をどう作っていくか
特に最後の項目は見落とされがちですが、資格を取得したあとにどう活かすかまで考えておくと、トレーニングへの参加そのものがより実りあるものになります。
こんな方にはトレーニング以外の選択肢もあります
「いきなり4日間・40万円規模のトレーニングに参加するのはハードルが高い」「まずは自分自身がレゴ®シリアスプレイ®メソッドを体験しながら、対話やチームづくりについて学んでみたい」という方には、個人向けのコーチングという選択肢もあります。認定ファシリテーターになる前に、まず自分自身の思考や価値観を言語化する体験をしてみたいという方は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. レゴ®シリアスプレイ®メソッドの実施経験がなくても、トレーニングに参加できますか?
はい。未経験からの参加を前提としたカリキュラムが組まれているため、事前の実施経験は必要ありません。
Q. 受講料はいつも同じ金額ですか?
いいえ。過去にも改定が行われており、時期によって変動します。申し込み前に必ず主催者の公式サイトで最新の金額をご確認ください。
Q. 4日間のうち一部だけ参加することはできますか?
できません。全日程に中断なく参加することが、受講修了認定の必須条件とされています。
Q. 資格を取得すれば、すぐに研修を提供する仕事として独立できますか?
資格そのものは「正しい使い方を学んだ」という基礎の証明です。実際に依頼される研修として成立させるには、専門性や実績を別途積み重ねていく必要があります。
さいごに
レゴ®シリアスプレイ®メソッドの認定ファシリテーターになるには、4日間・約40万円規模のトレーニングを、中断なく修了する必要があります。決して軽い意思決定ではないからこそ、費用や期間だけでなく、修了後にどう活かしていきたいかまで考えたうえで、申し込みを検討することをおすすめします。
すでに認定ファシリテーターに研修を依頼したいという企業様は、ファシリテーターの選び方や、レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した研修の詳細記事もあわせてご覧ください。