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配属後の「リアリティショック」とは?新入社員の早期離職を防ぐには

配属後の「リアリティショック」とは?新入社員の早期離職を防ぐには

こんにちは。コミュニケーションデザイナーの東ヤスオです。

内定者フォローや入社時の研修は手厚く行っていても、実際に現場へ配属された後のフォローは手薄になっている、という企業様は少なくありません。しかし、新入社員が最も離職を考えやすいのは、まさにこの「配属後」のタイミングです。この記事では、配属後に起こりやすい「リアリティショック」の実態と、企業がとれる対策について解説します。

リアリティショックとは何か

リアリティショックとは、入社前に抱いていた期待やイメージと、実際に配属先で経験する現実との間に生まれるギャップのことです。採用活動や研修を通じて会社への期待が高まっていた新入社員ほど、配属後にこのギャップを強く感じやすいと言われています。

このギャップは、大きく4つのタイプに分けられます。

  • 仕事のギャップ
    想像していたほどの成長機会や達成感、任される裁量が得られない
  • 人間関係のギャップ
    同期や職場のメンバーとの相性、距離感が想定と異なる
  • 能力のギャップ
    周囲の同期や先輩の能力の高さに、自分の実力不足を痛感する
  • 評価のギャップ
    昇進のスピードや給与が、入社前に期待していたものと違う

このうち、配属後に特に強く表れやすいのが「人間関係のギャップ」です。内定期間や研修中は同期という横のつながりがありますが、配属後はそれがなくなり、初めて会う先輩・上司との関係を一から築く必要があるためです。

データで見る早期離職の実態

厚生労働省の調査によると、2022年3月に卒業した大学新卒者の3年以内離職率は33.8%でした。高校新卒者ではさらに高く37.9%にのぼります。約3人に1人が、入社から3年以内に離職している計算です。

離職理由として挙げられることが多いのが、労働条件そのものではなく「職場の人間関係」や「配属先とのギャップ」です。仕事内容や待遇に大きな不満がなくても、配属先のチームに馴染めない、気軽に相談できる相手がいない、といった孤立感が、離職の引き金になるケースは珍しくありません。

なぜ「配属後」に起きやすいのか

配属先のチームは、必ずしも新入社員を迎える準備が十分にできているわけではありません。日々の業務をこなしながら、新しく来たメンバーとの関係を築いていく必要があります。新入社員側も、同期という心理的な支えがない環境で、初めて会う先輩・上司との関係を一から作らなければなりません。

このタイミングで「思っていた仕事と違う」「このチームでうまくやっていけるか不安」というギャップに、双方が言葉にできないまま向き合っている、というのが配属後フォローが手薄になりやすい理由です。

配属後、こんな様子が見られたら要注意

以下のような様子が見られる場合、リアリティショックが進行しているかもしれません。

  • 以前より口数が減った、会話への積極性が下がった
  • 「大丈夫です」と言うものの、具体的な相談や質問が出てこない
  • ランチや休憩時間に一人で過ごすことが増えた
  • 配属直後の頃と比べて、表情や声のトーンに変化がある

こうした変化に気づいた際は、定期面談の機会を待つのではなく、早めに声をかけることが重要です。

企業ができる一般的な対策

多くの企業では、メンター制度やブラザー・シスター制度を導入し、配属部署以外にも相談できる先輩を用意することで、新入社員の孤立を防ぐ取り組みを行っています。また、配属後1ヶ月・3ヶ月といったタイミングでの面談を制度化する企業も増えています。

これらの制度は有効ですが、「制度があること」と「実際に本音を話せる関係ができていること」は別の問題です。面談の場が用意されていても、本音を話すには、その前提となる信頼関係や心理的安全性が必要です。

配属後フォローにレゴ®シリアスプレイ®メソッドが効く理由

レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した研修は、配属後のフォローにも有効です。新入社員だけでなく、配属先のチームメンバーも一緒に参加することで、次のような効果が期待できます。

  • 新入社員が、普段は言い出しにくい不安や疑問を、レゴ®ブロックの作品を通じて安全に共有できる
  • 既存メンバー側も新人がどんな価値観や強みを持っているかを、業務外の対話を通じて知ることができる
  • 「教える側・教えられる側」ではなく対等な立場で価値観を共有する体験が、早い段階での関係構築につながる

配属直後の1〜2ヶ月というタイミングで、こうした対話の場を一度設けることが、その後のリアリティショックの深刻化を防ぐ一つの手立てになります。

さいごに

配属後のフォローは、内定者フォローや入社時研修と比べて後回しにされがちですが、実は新入社員が最も離職を考えやすい時期です。制度だけでなく、配属先チームとの本音の関係構築まで含めてフォローすることが、早期離職を防ぐ鍵になります。

内定から入社までのフォローについては内定者フォローが効果的な研修とは?内定ブルーの防ぎ方、入社時研修でのレゴ®シリアスプレイ®メソッドの活用については新入社員研修にレゴ®シリアスプレイ®メソッドを使う効果についての記事もご参考にしてください。

配属後フォローへのレゴ®シリアスプレイ®メソッドの活用にご興味を持たれた方は、レゴ®シリアスプレイ®メソッドを活用した研修の詳細の記事で研修の詳細・費用感をご確認いただけます。ご相談はお問い合わせからお気軽にどうぞ。